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2025年

高市氏 自民新総裁に 長野県内の得票最多 党再生に期待 物価高対策など課題

2025/10/05
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長野市内で行われた自民党県連の開票作業


 石破茂首相の後任を決める自民党総裁選挙は4日に行われ、決選投票の末、高市早苗・前経済安保相が当選し、初の女性総裁が誕生した。県内の得票も高市氏がトップで、党内を結束させるリーダーシップに期待する声が聞かれた。
 衆議院議員の後藤茂之氏(長野4区)は林芳正氏の選対本部で事務総長を務めた。決選では小泉進次郎氏に投票したという。高市新総裁には「経済対策をしっかり行ってほしい。経済の巡りをよくする政策で、明るい見通しをつくってほしい」と期待し「新総裁の下で党の改革や、国民の声に寄り添った物価高対策、賃上げ対策などに取り組む」と述べた。他党との連立についても、丁寧な対応を求めた。
 連立を組む公明党の県本部代表・中川宏昌氏(衆院比例北陸信越)は「新総裁の下で安定した政権運営が行われ、国民生活の安心と希望につながる政治が力強く進むことを期待したい」と語った。
 県内では党員・党友ら有権者1万2824人のうち9545人が郵便で投票し、投票率は74・43%だった。最多得票は高市氏で3877票、次いで林氏が2706票で、県内では小泉氏を上回った。
 新総裁の決定を受けて長野市内で記者会見した自民党県連の西沢正隆幹事長(県議会議員)は「リーダーシップを発揮して、党内をまとめてほしい」と期待した。