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2025年

特技は潜水!カイツブリ 松本・あがたの森公園に

2025/10/04
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あがたの森公園の池で過ごすカイツブリ(手前)。カルガモと比べるとかなり小さい

 松本市のあがたの森公園で水鳥のカイツブリ1羽がカルガモと過ごしている。いたずらっ子のように動き回り、得意の潜水を繰り返す。間近で見られる機会は少なく観察の好機といえそうだ。
 カイツブリは全長25センチ程度で魚を捕るために水中に入る。信州野鳥の会顧問の上條恒嗣さん(76)によると、9月30日に園内に現れた。成鳥の雄だという。
 松本地方では湖や大きめの池で見られるが、あがたの森では珍しい。よそでは体が小さい上に岸から遠くにいるので観察は難しく双眼鏡が必要だが、あがたの森では肉眼で見える。
 カルガモと比べるとカイツブリはかなり小ぶり。来園者の中には「見てて飽きないね」と喜ぶ人や、浮上する場所を当てて遊ぶ子供もいる。上條さんは「あがたの森では近くで見られるところが面白い。カイツブリが場所を気に入ったのかもしれない」と話していた。