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2025年

山形・下竹田の産業団地計画を視察 経産省関係者ら来村

2025/10/04
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 山形村が下竹田の畑地で官民連携で計画している「南野尻産業団地開発事業」について、経済産業省九州経済産業局(福岡市)と大分県の関係者が3日、視察に訪れた。大分県は県内市町村に民間を加えた3者で事業に取り組む計画を進めているといい、必要なノウハウを先進地に学びたいと、百瀬繁寿村長や村の担当者と懇談した。
 南野尻産業団地には第1期区画(7・9ヘクタール)に製造や物流関係の企業が進出する見通し。来年1月初旬に開発許可が下りる予定で、その後に造成や建物の建設に入り10年度中の操業を目指す。第2期区画(6ヘクタール)も進出企業を募集している。
 九州の関係者からは民間と連携するメリットについて質問があり、村担当者は「迅速かつ専門的な見識を交えながら企業誘致や地権者交渉を進めていくことができる」と話した。反対に難しい点は、民間と行政の方針決定に関するスピードの違いだとした。
 同局の平川伸子産業課長は「(山形村は)官民連携の先進地。参考にしていきたい」と話していた。

官民連携の事業について、百瀬村長(右から2人目)らと懇談する九州の関係者(左側)