華やか神道祭 松本の四柱神社で始まる
2025/10/02
後で読む
松本市大手3の四柱神社で1日、例祭「神道祭」が3日間の日程で始まった。境内やその周辺に出店が並び、初日は地元住民などでにぎわった。境内には平安時代末期の「宇治川の先陣争い」を題材とした人形飾りが展示され、外国人観光客らが写真を撮っていた。
境内や女鳥羽川沿いなどに焼きそばや牛串焼き、りんごあめ、お面といった出店が並び、夕方から多くの親子連れが訪れた。ほぼ毎年遊びに来ているという開智小学校1年生・中谷朔太朗君(7)は「いつも射的が一番の楽しみ。いっぱいあって楽しい」と母親とともに出店を回っていた。
人形飾りは、佐々木四郎高綱などが馬に乗って川を渡る姿が躍動感いっぱいに表現されている。高綱は鎌倉幕府成立後に出家し、了智と名乗って松本市島立の正行寺を開創したと伝えられている。高綱中学校の名前の由来となった人物としても知られる。
初日は雨予報だったため深志神社氏子町会などの舞台の展示は中止となったが、2日は大名町通りなどに18台が並ぶ。同日午後7時から奉納コンサート、午後8時半から奉納花火がある。
