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2025年

安曇野の新しい土産開発 松川の企業が第1弾 缶バッジやミニ小物入れ ウサギキャラと特産品描く

2025/10/01
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 教育事業を中核に地域振興やコンサルタントなどを手掛ける松川村の「USAGI Education(ウサギ・エデュケーション)」が、安曇野市の特産品と独自のウサギキャラクターを組み合わせた土産品の第1弾を開発した。缶バッジやミニ缶小物入れなどの4品目。安曇野を何度も訪れてもらう仕組みとして、シリーズ化による収集グッズの要素も取り入れた。
 第1弾は、各グッズに共通のデザインとして、キャラクター「うさぽん」をベースに▽リンゴ3種類▽ニジマス▽ワサビ―の計5種類を作った。同社のイラストレーター・葉切ポン太さんがデザインを手掛けた。グッズとしてはキーホルダーと絵はがきもある。
 安曇野の旅行で手軽に購入・持ち帰れるご当地グッズをコンセプトに開発した。現地でしか購入できない各100個限定で、売り切れても増産しない。第2弾以降のデザイン案として道祖神、パラグライダー、ラフティング、山、川などを検討しているという。柳田麻友子社長は「観光客に安曇野に通ってもらう仕組みにして地域振興に結びつけていきたい」と展望する。
 単品価格はいずれも税込みで、缶バッジ300円、ミニ缶小物入れ600円、キーホルダー600円、絵はがき100円となる。缶バッジとミニ缶小物入れはJR穂高駅前のクラフトショップ安曇野で購入できる。キーホルダーは松川村のいろり懐石釣人や村観光協会で扱っている。
 今後は取り扱い店舗を増やすほか、イベント時の販売も検討している。柳田社長は「グッズを集めて『推し活』してほしい。集めるために安曇野を訪れてほしい」と語る。

第1弾で発売した缶バッジとミニ缶小物入れ