0000日(木)
2025年

山形村が公共施設の使用料を改定 予約枠単位を1時間に変更

2025/09/30
後で読む

 山形村は10月から、七つの公共施設の使用料を改定する。人件費や光熱水費など施設の維持管理費が増加していることを受けた措置で、利用者の応分負担に理解を求めつつ、従来は半日単位だった予約枠と使用料を1時間単位に変更して使い勝手を高める。同時にパソコンやスマートフォン(スマホ)で予約できる新システムを導入し利便性の向上を図る。
 対象となるのは農業者トレーニングセンター(研修棟、体育館、グラウンド)、ミラ・フード館、ふれあいドーム、山形小学校(体育館、校庭)、農産加工室、保健福祉センター・いちいの里、清水高原文化交流施設・あららぎの庄の各施設。同じ調理室でありながら、これまでは施設ごと使用料がばらばらだったことなどから、同目的、同面積の施設については平準化した。営利使用料はこれまでの10倍から3倍とする。減免基準も分かりやすく統一した。
 新予約システムは村ホームページか窓口で利用者登録をすると使えるようになる。システム稼働は10月1日からだが、利用者登録は受け付けている。申請書の提出が必要で、実際に予約できるようになるまでに1週間ほどかかるため、早めの申請を呼び掛けている。利用者登録後は、パソコンやスマホだと24時間いつでも予約できるようになる。スマホなどを利用しない人向けの窓口での予約受け付けは、農業者トレーニングセンターといちいの里となる。
 村企画振興課は「予約枠が半日単位から1時間単位になることで短時間の使用を希望する人たちにも対応できるようになる。使用料が抑えられる場合がある一方、一部には値上げになる場合も出てくるが受益者負担の原則から理解を求めていきたい」と話している。