迫力の大道芸　街なか大興奮　松本でフェス大にぎわい

　松本市の中心市街地で２７日、第３回まつもと街なか大道芸＆ジャズフェスティバル（実行委員会主催）が開かれた。松本駅お城口広場や縄手通りなど８会場で、プロのパフォーマーら２８組が多彩な芸や音楽を披露した。多くの親子連れや観光客が笑ったり驚いたりしてショーを堪能した。
　お城口広場であった中国雑技芸術団のパフォーマンスでは、積み上げた椅子の上部に男性が立つショーがあった。駅前の気温表示が３０度を示し、汗がしたたり落ちる男性が乗る椅子がどんどん高くなると、子供たちは「怖い、怖い」とつぶやいた。最上部で逆立ちなどのポーズを決めると、「おお」という感嘆の声と大きな拍手が湧き起こった。
　松本市の開明小学校２年生・櫻井恵結君（８）は「迫力があってかっこよかった」と感激し、祖母の三千代さん（５８）は「毎回来ている。投げ銭も面白いし、松本にこんな楽しいイベントがあってうれしい」と話していた。
　このほか開放的な空間に心地よいジャズの音色が響き、パレードや、地元高校生によるビッグバンドの演奏もあった。