安曇野市議選に29人が立候補を予定 10月5日告示、女性は過去最多7人
任期満了に伴う10月5日告示、12日投開票の安曇野市議会議員選挙(定数22)が迫っている。現職13人、元職1人、新人15人の計29人が立候補を予定しており、顔ぶれがほぼ固まった。4年前の前回選より1人多い。女性は過去最多の7人が立候補の予定で、立候補者に占める女性の割合も過去最高の24.1%になる見通しだ。
26日に市役所で行われた立候補届け出書類の事前審査に29陣営が出席した。16日の説明会には30陣営が出席したが、立候補を検討していた新人の男性は取材に「辞退することにした」と語った。
女性は前回選より1人多い。立候補者に占める女性の割合は回を追うごとに高まっている。立候補を予定する現職の男性は「社会的な流れであって、世の中がそうなってきたということ」と好意的に受け止めていた。
新人が多いのも特徴で、立候補者に占める新人の割合は51.7%が見込まれる。市が誕生した平成17(2005)年の市議選(5地域別の選挙区、定数計28、立候補者46人が全員新人)を除けば、25年の第3回市議選と並んで過去最高となる見通しで、世代交代の様相を示している。
立候補予定者の居住地域別では、豊科地域が12人と最多で偏っている。人口が最も多い穂高地域は10人、三郷地域は2人、堀金地域は4人、明科地域は1人となっている。
事前審査では立候補者届出書や通称認定申請書、供託証明書など最多で書類16点の審査を受け、告示当日に円滑な届け出ができるようにした。審査を終えた現職の男性は「選挙という実感が湧いてきた」と、気持ちを奮い立たせていた。
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任期満了に伴う市長選挙(10月5日告示・12日投開票)の立候補届け出書類の事前審査も行われ、現職・太田寛氏(69)=堀金烏川=の1陣営のみが出席した。市長選は無投票の公算が大きい。