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2025年

おはやしの練習 大詰め 南木曽 田立・花馬祭り 来月5日

2025/09/27
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 300年以上の歴史がある南木曽町田立の伝統行事「花馬祭り」が10月5日に開かれる。稲穂をかたどり色紙などで作った「花」を背に乗せた花馬と一緒に、地域住民が列をつくり練り歩く。祭りを盛り上げる子供たちのおはやしも本番に向けて練習が大詰めを迎えており、地域ににぎやかな音色が響いている。

 地元の五宮神社の祭りで、県無形民俗文化財に指定されている。おはやしに携わるのは小学校3年生~高校3年生の計約50人で、約1カ月間、週に2回ほど神社に集まり練習している。24日の夜は、祭りで奏でる全3曲を確認し、太鼓としの笛で息をそろえて演奏した。
 蘇南高校(南木曽町)3年の栗原アントニ鉄弥さんは、高校生までが対象の子供のおはやしは、今年で参加が区切りとなる。「大勢の人が見物に来る本番は緊張も楽しみな思いもある。最後なので張り切って演奏したい」と話していた。
 行列は午後0時半に田立駅前を出発し、1時間ほどかけて五宮神社まで練り歩く予定。

本番に向けておはやしの練習を重ねる子供たち