ヘアドネーションPR エクセラン高の3人がイラスト作成
2025/09/26
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エクセラン高校(松本市)の美術部に所属する2年生3人が、病気や事故などで髪の毛を失った子供に医療用ウィッグを提供するボランティア活動「ヘアドネーション」のイラストを作成した。長野県を拠点にするライオンズクラブ(LC)国際協会334―E地区の依頼を受け、8月中に制作し、9月にポスター化された。作成した生徒たちは「自分の作品がヘアドネーションの活動に役立てばうれしい」と話している。
美術部の部長を務める松岡歩花さん(16)と副部長の両角絢さん(17)、部員の島田遙さん(16)が、7月末に松本深志LCを通じて依頼され、1カ月ほどかけて制作した。
松岡さんの作品は髪をカットしている様子をイラスト化した。松岡さんは「ヘアドネーションをイメージしてもらえれば」と話す。両角さんは自身も小学生と中学生の時に2回、ヘアドネーションで髪の毛を寄付したことがあり「自分のイラストでヘアドネーションを知ってもらえればうれしい」と語る。依頼を最初に受けた島田さんはヘアドネーションの説明をインターネットで調べてポスターに落とし込んだ。島田さんは「自分の作品がポスターという形になりうれしい」と喜んだ。
ポスターは県内の46LCで活用されるほか、希望があれば近隣の県のLCでも使われるという。18日にエクセラン高校を訪れ、3人に感謝状を贈った松本深志LCの吉田直美さんは「高校生の感性で描かれたポスターが多くの人の目に留まれば」と話していた。
