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2025年

大きくなった!牛たちが里へ 美ケ原高原で下牧作業

2025/09/25
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 松本市郊外の美ケ原高原にある美ケ原牧場で、春に放牧して夏を過ごし、成長した牛を農家に戻す下牧作業が進められている。
 24日の高原は北アルプスが望める晴天が広がった。南信酪農業協同組合(松本市鎌田2)が乳牛8頭を山形村に下ろした。同組合や牧場の担当者が3人がかりで押したり、引いたりして牛を乗せる場面もあった。同組合指導事業部次長の齊藤克則さん(59)は「牛乳をたくさん出して長く農家で活躍してほしい」と願った。
 美ケ原牧場畜産農業協同組合によると、今年は5月中旬に放牧を始め約270頭が高原で夏を過ごした。個体差があるものの、1頭の体重は70~80キロ増加。8月中旬から9月にかけて雨が少なく牧草の伸びが滞る時季があったが、牛は順調に生育した。10月下旬まで下牧作業が続く。

里に下ろすため、トラックに運ばれる牛