全員が主役!松本で学園交流祭 中学生から大学生までの若者が運営
2025/09/24
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県内の中学生から大学生までの若者が運営を担う「学園交流祭」が23日、松本市水汲のキッセイ文化ホール中ホールで開かれた。市内で子ども食堂の運営や子供が主役のイベントを開催する団体「ポジ◎ラボ」(松本市梓川倭)が主催し、小中学校のクラブや部活動の演奏、民族衣装を着て歩くファッションショーなどが開かれた。若者を中心に多くの来場者でにぎわった。

ファッションショーは、ステージ上にレッドカーペットを敷いて作ったランウェイの上を民族衣装を着た出演者が歩き、ポーズを決めると歓声が沸き起こった。司会者の呼び掛けに応えて、当日に飛び入りで参加する若者もいて、観客席からは急きょ舞台に立つ勇気をたたえて温かな拍手が送られていた。
チャイナドレスを着て参加した安曇野市の穂高西中学校3年生・山﨑仁菜さん(15)は「指先まできれいなポーズを決められるように心掛けた。来年は高校生になるので企画・運営側で参加したい」と話していた。
管理栄養士を目指す男子高校生が市内の飲食店とコラボし、スタミナ弁当を数量限定で販売する企画もあった。ポジ◎ラボ共同代表の丸山勇人さんは「イベントを企画する経験をすると社会人になった時に役立つことが多い。学生たちが自分のことを自分で決める主体性を養う機会として継続していきたい」と話していた。