部活動の種目選びの参考に 松本市が地域移行でイベント
2025/09/24
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松本市と市教育委員会は23日、松本市の信州スカイパーク体育館で、部活動の地域移行(展開)を考えるイベント「まつチャレフェスタ!2025」を初開催した。市は本年度末に休日、来年度末に平日の中学校部活動の地域移行を目指しており、市のガイドラインに基づいて活動する地域クラブを「まつチャレ」として認定する。イベントではスポーツ競技を中心に全11種目の体験ブースが設けられ、大勢の小中学生が参加し、どの種目が自分に合うか判断していた。
バスケットボールやサッカー、ソフトテニスなどのブースが設けられ、午前中だけで300人を超える来場があった。フェンシングやパルクール、スラックラインといった従来の部活動にない種目もあり、児童・生徒たちはさまざまな種目に挑戦していた。
フェンシングを体験した芳川小5年生の上原蒼司君(10)は「初めてやってみたけど、1対1の対戦で盛り上がった。中学生になったらやってみようかな」と話し、母親の悦子さん(43)=村井町西1=は「いろいろ体験した上で自分に合ったものを見つけてほしい」と話していた。
地域クラブの運営者や設立を検討している人を対象としたまつチャレ概要説明会や地域クラブ運営セミナー、元水泳選手でシドニー五輪銅メダリストの田中雅美さんの講演もあった。
市教委学校教育課で部活動地域移行市統括コーディネーターを務める幅誠一郎さんは「地域にどんなクラブがあるか、子供と保護者を対象に合同説明会が必要。今後は文化系の地域クラブの体験会を開くことも考えたい」と話していた。
