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2025年

桑の実使いカヌレ新商品 松本・てくてく&明日華 就労支援施設同士が連携

2025/09/24
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桑の実カヌレをPRする両施設の利用者ら

 就労支援事業所のコミュニティカフェてくてく(松本市元町2)と明日華(同市浅間温泉3)が連携し、新商品の桑の実カヌレが完成した。こうした施設同士の協力は珍しいといい、来年以降も継続しながらつながりを深めていこうと意気込んでいる。
 カヌレはフランスの焼き菓子で、てくてくが常時数種類をそろえる看板商品の一つ。松本市四賀地区で桑の実の収穫作業を行う明日華とは、1年ほど前から実を活用した商品開発について相談していたという。
 生の実を5キロ購入し、ジャムにしてからカヌレの生地に練り込んでトッピングのアイシングにも加えた。さっぱりとした酸味がアクセントとなり、菓子製造に携わるてくてくの降はた柚結さん(20)は「桑の実の風味と甘酸っぱさがおいしい」とPR。明日華の百瀬広逸朗さん(24)は「収穫した実がおいしい菓子になり、とてもうれしい」と喜んでいた。
 桑の実カヌレは1個300円で、てくてくなどで販売している。