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2025年

松本の勝田さん姉妹 オリエンテーリング国際大会で活躍

2025/09/23
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 松本市の勝田夏妃さん(15)=信州大学付属松本中学校3年、有美さん(12)=開智小学校6年=姉妹が、地図を手にチェックポイントを回り、タイムを競うオリエンテーリングの国際大会「第6回アジアジュニアユース選手権」に日本代表として出場し、好成績を収めた。
 2人は家族でさまざまなスポーツを楽しむ中でオリエンテーリングに親しむようになった。今回は日本オリエンテーリング協会の代表選考を経て出場権を獲得。大会は8月下旬に愛知県で開かれ、アジア各国から、20歳以下の若手選手約200人が出場した。夏妃さんは男子2人女子2人の4人一組で行うスプリントリレーの15―16歳クラスで1位、個人のミドル競技16歳クラスで5位、有美さんは個人のミドル競技14歳クラスで1位に輝いた。
 地図を正確に読む力や、無駄のないルートを選ぶ判断力が必要な競技だ。夏妃さんはリレーの4走で「仲間が他国に差を付けてくれて余裕を持って走れた」と振り返る。有美さんは「立ち入り禁止のエリアに入って失格にならないよう慎重に走った」と話す。
 他国の選手とも友達になれたといい、2人とも来年中国で開かれる同大会への出場に意欲を見せている。2人が所属する松本オリエンテーリング協会の木村佳司理事長は「オリエンテーリングは大学生年代から始める競技者が多く、ジュニア世代の選手は貴重」と話し、2人のさらなる飛躍に期待していた。

オリエンテーリングの国際大会で優秀な成績を収めた夏妃さん(左)と有美さん姉妹
オリエンテーリングの国際大会で優秀な成績を収めた夏妃さん(左)と有美さん姉妹