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2025年

かんなくずプールに笑顔 塩尻で木育フェス21日まで

2025/09/21
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 木に親しんでその魅力を感じ、自然環境保全も考えてもらおうというイベント「木育フェスティバルin信州しおじり」が20日、塩尻市大門一番町の市民交流センター・えんぱーくとその周辺の会場で始まった。木工体験や事業者による製品紹介、木のおもちゃで遊べるコーナーなどが並び、初日は訪れた子供たちが楽しく遊んだ。21日まで。
 塩尻商工会議所建築木工部会などが企画した「かんなくずプール」のコーナーでは、かんなくずの山に、子供たちが飛び込んだ。安曇野市豊科の小笠原楓人ちゃん(5)は「楽しい。かんなくずはぱりぱりしていて、いい匂いがする」と喜んでいた。
 木のおもちゃのコーナーには150種類が用意された。学校木育授業作品のコーナーには、楢川小中学校7年生14人が作った本やタブレット端末のスタンド、プリント収納トレーが展示された。
 塩尻市内の事業者の提唱で始まり、12回目になった。木育を広めたいという思いや、二酸化炭素削減につながる森林整備のために木材を使う環境を整え、関連の事業者を増やそうという考えがある。実行委員会事務局の海津健司・塩尻商議所事務局長は「木に実際に触れることで、木育を考えてもらいたい」と期待していた。
 午前10時から午後4時まで。一部に有料の体験コーナーがある。

かんなくずプールで遊ぶ子供たち
かんなくずプールで遊ぶ子供たち