大切な命を交通事故から守ろう 安曇野市で秋の交通安全運動出陣式
2025/09/21
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秋の全国交通安全運動が21日に始まるのに合わせ、安曇野市や安曇野警察署、市交通安全推進協議会などは19日朝、市豊科交流学習センター・きぼうで出陣式を開いた。7団体120人が参加し、10日間の活動への士気を高めた。同市は今夏、交通死亡事故ゼロ300日を10年ぶりに達成し、県交通安全運動推進本部(本部長・阿部守一知事)の顕彰も受けた。

あいさつで太田寛市長は「皆さんの尽力のおかげで300日を達成できた。一人一人が交通ルールを順守し、大切な命を守りたい」と呼び掛けた。顕彰の伝達をした県松本地域振興局の斎藤政一郎局長は、安曇野は日常的な自動車利用や観光の県外車が多いとした上で「丁寧な啓発活動、カーブミラーや注意喚起の看板設置などソフトとハード両面で交通事故防止対策を進めている」とたたえた。式後、参加者は沿道でのぼり旗を掲げ、ドライバーや通勤・通学の市民に交通安全を呼び掛けた。
同署管内の今年の人身事故件数は18日現在で189件(前年同期比18件減)で、死者は0人(同4人減)、負傷者は233人(同31人減)だった。佐藤幸男署長は「これから特に日没が早まり危険な時間帯となるので、歩行者、自転車、自動車、道路を利用するすべての人に交通安全意識を高めていただきたい」と話していた。