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2025年

和歌山大生が四賀地区の宝の活用策模索 旧小澤家住宅の宿泊施設で研修

2025/09/18
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 松本市保福寺町(四賀地区)にある登録有形文化財・旧小澤家住宅を活用した宿泊施設「Satoyama villa(サトヤマ・ビラ)本陣」で15~17日、和歌山大学観光学部の学生が研修した。地理情報システムなどを使い施設周辺のマップを作り、地域資源のサステナブル(持続可能)な活用を考えた。
 2年生と4年生の20人余りが参加し、16日は2年生が施設周辺でフィールドワークを行った。景色がきれい、自然、写真映え、といったテーマに沿って歩いたり、自転車で巡ったりして、当てはまる場所やものを探した。住民と会話して地域のことを教わる場面もあった。施設を運営する、扉ホールディングスの齊藤忠政社長の講話も聞いた。
 学生たちは見聞きする事柄が新鮮に感じられるようだった。2年生・三澤琴未さんは「地域の人と話せて、ここならではの交流があった」と感謝し、同・森川翔貴さんは「自然を肌で感じる観光を提案できるのでは」と話していた。

地域を歩き研修に取り組む和歌山大学観光学部の学生たち