全国高校生手作り自動車レース 松本工業高が3連覇
2025/09/18
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松本工業高校(松本市)の原動機部が、8月下旬に東京都で開かれた「エコ1チャレンジカップ2025~中・高校生による手作り電気自動車コンテスト~」で3年連続優勝(金賞)に輝いた。全国の18校に加え、今年は大会運営に携わる日産自動車車両生産技術開発本部の若手チームも表彰対象外ながら出場。高校生だけでなく企業チームにも競り勝ち、トップでゴールを果たした。

大会は規定のバッテリーを用いて1周約550メートルのコースを10周したタイムを競う。好記録を出すための加速力と、10周を走り抜くためのバッテリー効率化の技術が求められる。
原動機部は、昨年の優勝記録13分3秒を超えようと、平均速度約30キロで10周を走り切る設計で大会に臨んだ。当日は加速用のモーターが稼働しないトラブルがあり想定より速度は落ちたが、2位に2分8秒差を付ける13分36秒で優勝した。3年生の三間遥生部長(17)は「トラブルでハラハラしたが、3年連続で優勝できてほっとした」と笑顔を見せていた。
次は10月12日に栃木県で行われるガソリンエンジンの燃費性能を競うモーターレース「Honda エコマイレッジチャレンジ」に出場する。