塩尻市吉田地区のマスコット・ちご鳥 認知度向上へエコバッグに
2025/09/18
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塩尻市吉田地区のマスコットキャラクター・ちご鳥を、PRなどで活用していこうという動きが改めて出ている。まだまだ認知度が低いという思いがある一方、新型コロナウイルス禍を経て増える地域の催しの周知などに役立つと考えた。ちご鳥のイラストをあしらったエコバッグを新たに作った。


ライチョウを基にしたデザインは平成30(2018)年、吉田小学校児童の企画を基に考案された。地域の希少種・オキナグサ(ちごちご)の花、地域で盛んな稲作をイメージする稲穂をあしらう。腹には地区名の頭文字「吉」の文字がある。
エコバッグはA4判のクリアファイルが入るサイズで、吉田公民館主事の太田聡志さんが撮ったちご鳥の着ぐるみの写真をプリントし、立体感がある仕上がりになった。デザインは支所職員の天野香菜子さんが担当し「たくさんとれるいなほからうまれたようせいです」と結ぶ文章を写真の背景にした。
県の地域発元気づくり支援金を活用した防災公園整備に合わせ、昨年度は着ぐるみを作った。ちご鳥は地区内の広報書類に登場したり、着ぐるみが子供向けイベントに出演したりという活用例はあるが、認知度は低い。
藤間みどり支所長は「ちご鳥には“伸びしろ”がある」とみて、エコバッグが会話のきっかけになり、関心が高まることを期待する。「地域の子供たちが作ったキャラクター。地区の象徴として活用していきたい」と話す。
エコバッグは30点を作った。28日に行うイベント「吉田ふれあい広場」で、地区住民を対象に行う大抽選会で、防災グッズや色鉛筆を中に入れて景品の一つにする。