松本と韓国チャーター便 6年3カ月ぶりに運航
2025/09/14
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松本市の県営松本空港と韓国・清州空港を往復する国際チャーター便が13日に運航された。韓国の航空会社・エアロK航空の飛行機が松本空港に降り立ち、韓国からの観光客を迎え入れたほか、松本青年会議所(JC)主体のツアーに参加した53人が3泊4日の日程で韓国に旅立った。
松本空港と韓国の直行便は令和元年6月以来6年3カ月ぶりの運航で、韓国からは旅行客ら約90人がエアバスA320の機体で松本空港に降り立った。空港では信州まつもと空港利用促進協議会のメンバーが観光客らを出迎え、地元産のリンゴをプレゼントした。観光で来たという韓国人の男性(57)は「日本は7回来ているがいつも名古屋空港だった。上高地に行きたかったので松本空港は近くてとても便利」と話していた。
松本JCのツアー客らは韓国から到着した機体に乗って韓国に出発した。現地では首都のソウルや、松本市と共に来年の「東アジア文化都市2026」の開催都市になっている安東市を訪れ、現地のJCメンバーと交流もする。松本JCの金井佑輔会長は「信州と松本の良さを韓国の人に知ってもらうとともに、韓国の思い出を持ち帰って松本の人に伝え、国際チャーター便や定期便の運航につなげていきたい」と話していた。
