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2025年

麻績の農産物直売施設「おみの恵み」再オープン 旬の野菜や果物多彩に

2025/09/14
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 麻績村明治町の村農産物直売施設(旧麻績の市あさつゆ)が13日、新たな農産物直売所「おみの恵み」として再オープンした。初日から大勢の人たちが村内外から訪れ、新装開店を祝いながら、特産の新鮮なリンゴや米を買い求めた。

組織も新たに再オープンし、大勢の来店客でにぎわう「おみの恵み」
組織も新たに再オープンし、大勢の来店客でにぎわう「おみの恵み」

 店舗入り口に面する国道403号沿いに「野菜 くだもの」などと書かれた真新しいのぼりを掲げ、店内に30~40品目を並べた。わせリンゴの「つがる」の棚を正面に、周りに多彩な夏~秋野菜をはじめ、リンゴジュースや手打ちそばといった加工品を配置。県の「信州の環境にやさしい農産物」認証を受けた新米やもち麦を用意し、酒米「美山錦」も限定販売した。生坂村の道の駅いくさかの郷との相互連携で仕入れた大粒のブドウも並べた。同施設には米の色彩選別機が設置され、会員が高品質な米を出荷できる体制も整えた。
 開店と同時に訪れた地元の内山繁喜さん(79)は「再開してうれしい」と喜んだ。麻績村桑山中央の主婦・泉恵美さん(29)は「店内もおしゃれで入りやすく品ぞろえもよい」とほほ笑み「今後も村外へ手土産にもできる良質な農産物が手に入れば」と願った。
 おみの恵みを運営する村農産物直売組合(塚原茂樹組合長)の事務局長兼任理事・三田紘也さん(37)は「今後は農産物を直売するだけでなく、地域活性化に貢献できる取り組みも考えていければ」と意欲を語った。
 同店は毎週土~火曜日の午前10時~午後7時に営業する。