全国高校生介護技術コンテスト エクセラン高校が初出場
2025/09/12
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エクセラン高校(松本市)は、10月に福島県で開かれる第12回全国高校生介護技術コンテストに北信越地区代表として初出場する。福祉科の3年生を中心とするチームで、介護福祉士を目指して学んできた集大成を披露しようと、気持ちを新たに準備を進めている。
介護施設利用者の生活歴や体の状態、意向などの条件とともに現在の状況を含めた課題が示され、利用者役の審査員に対する介護技術と意図などの説明を競う。1チーム3人の編成で、3年生の小林沙姫さん(17)と竹岡幸さん(同)が介護を実演し、1年生の熊谷明花さん(15)が説明する。
8月12日に上田市で6校9チームが参加した北信越大会では、利用者の状態や自宅復帰の希望を踏まえ、自立を促す介助と意欲を引き出す声掛けを意識。笑顔や安全への配慮も含めて高い評価を受け、最優秀賞に輝いた。3年生2人は2年連続の出場で、昨年の学びが役立ったという。
全国大会は9ブロックの12校が出場する。北信越だと事前に示された課題が全国では当日まで分からず、出場者だけで考えて実践する。小林さんは「(利用者の)気持ちに寄り添った愛の伝わる介助ができれば」と意気込み、竹岡さんは「今まで学んだことを最大限生かし、協力して臨みたい」と話している。
