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2025年

神坂スマートIⅭ 開通へ 中央道 あす午後3時 木曽南部のアクセス向上

2025/09/12
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 岐阜県中津川市の中央道・神坂スマートインターチェンジ(スマートIC)が13日午後3時に開通する。旧中山道・馬籠宿から2キロ弱の距離にあり、宿場と峠を通じてつながる南木曽町の妻籠宿など、木曽南部方面の観光客らの周遊促進も期待される。

 スマートICは中央道の園原IC(下伊那郡阿智村)と中津川IC(中津川市)間の神坂パーキングエリア(PA)に設置される。中日本高速道路によると、両ICから馬籠宿までのアクセス時間は、下道を使う従来の道のりと比べて中津川が11分短縮した13分、園原が23分短縮した8分になる見込み。
 南木曽町観光協会によると、馬籠宿から妻籠宿まで車で約20分で着く。向井裕明町長は、「(開通で)住民も観光客も利便性が高まると思う。町としてもこの動きを生かし、地域の振興発展につなげられれば」と話す。
 木曽郡6町村や中津川市などでつくり、圏域の発展を目指す広域連携SDGs推進協議会の会長を務める小栗仁志・中津川市長は、8月の同協議会で「(スマートICは)圏域全体にとって有効な場所にあると考えている。連携して活用を議論していきたい」と話していた。
 スマートICはETC(自動料金収受システム)対応機器を搭載した車両が使える。開通当日は現地周辺で関係者らによるセレモニーを中津川市が開く。同スマートIC建設事業は平成29(2017)年度に始まった。

13日に開通する神坂スマートIC(上り)