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2025年

鉢盛中生徒、高齢者を「健康に」 来月ストレッチと脳トレ

2025/09/12
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 組合立鉢盛中学校(朝日村)の3年生が、地域の高齢者らの健康づくりにつなげようと、校歌に合わせた健康ストレッチと、ご当地ならではの脳トレクイズを考案している。10月10日午後3~4時に同校で開く「元気いっぱい講座」に学区内の高齢者らの参加を募り、ストレッチと脳トレを楽しんでもらう計画だ。

 講座別の総合的な学習「白峰タイム」の福祉講座で14人が取り組む。福祉について調べ、朝日村の保健師の講話を聞くなどして日頃からの健康づくりの大切さを知り、高齢者の幸せと健康維持のために自分たちができることをしたいと動き出した。7月には山形村社会福祉協議会の協力で高齢者の日常生活を疑似体験した。生徒らは装具をつけて階段の上り下りをするなどし、筋力や視力の低下といった加齢による身体的な変化を学んだ。
 ストレッチは座っても立ってもできる内容で、手や脚を重点に動かしたり、体全体をほぐしたりする動きを取り入れる。高齢者の疑似体験をしてみて運動強度などの内容を見直したといい、犬浦瑠郁さん(15)は「校歌を懐かしみながら体を動かして、元気に過ごしてほしい」と願う。
 脳トレクイズは学区内の山形村、朝日村、松本市今井にちなんだ寺、公園、村章などが登場する間違い探しクイズで、独自に考えた。斉藤凪音さん(14)は「楽しんでもらえる内容を考えた。みんなで楽しく盛り上がれるといい」と話している。
 おおむね60歳以上を対象に開く。参加無料で先着50人。講座の参加申し込み・問い合わせは鉢盛中(電話0263・99・2501)、山形村教育委員会(電話0263・98・3155)、朝日村教育委員会(電話0263・99・2004)、松本市今井公民館(電話0263・59・2001)へ。

校歌に合わせた指先のストレッチを考える生徒たち