盗難防止へ塩尻警察署がブドウ園巡回
2025/09/11
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シャインマスカットやナガノパープルといった高級ブドウが収穫期を迎える中、塩尻警察署が盗難防止の警戒活動を強化している。署員が毎日、市内のブドウ園をパトロールしているほか、生産者にはセンサーライトや防犯カメラの設置、不審車両の情報提供などを呼び掛けている。
塩尻署は独自に9~10月を避難防止の警戒強化期間に位置づけ、署員が深夜から未明を中心にパトロールを実施している。塩尻・朝日防犯協会連合会と協力し、生産者に啓発用の旗も提供した。犯人は夜間に犯行に及ぶことがほとんどだが、日中に下見をすることも考えられるため、不審者や不審車両を見た際は、色やナンバーなどの特徴を記録するように呼び掛ける。
塩尻署管内では近年、令和5年に3件で計約300房が盗まれるというまとまった被害が発生し、今年もすでに1件の被害が確認されている。同署生活安全課の斉藤聡子係長は「さらに関係機関が連携することで大切なブドウを守りたい」と話している。




