伝統野菜・牧大根の豊作願う JAあづみ女性部西穂高支部メンバーが種まき
2025/09/11
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JAあづみ女性部西穂高支部員でつくる牧大根プロジェクト(降籏房子代表)は10日、継承に取り組む伝統野菜「牧大根」の種まきをした。明治初期には栽培されていた安曇野市穂高牧の畑23アールで、今季の豊作を願い作業した。

プロジェクトメンバーや同JA職員約20人が集まった。土づくりに精を出してきたメンバーたちが「大根がストレスなく伸び伸びと育つ」と胸を張るふかふかの土の上に、手押し式の播種機を走らせた。
暑さが続く中、例年に比べ5日程度種まきを遅らせた。約8000本の収穫を11月上旬に予定し、人気の「安曇野うんめえ漬け」シリーズを順次製造、販売する。メンバーの熊井悦子さん(72)は「異常気象とメンバーの高齢化で年々栽培が難しくなっているが、牧大根ならではの味を家庭に届けたい」と話している。



