塩尻の起業家教育プログラム「エヌイチ道場」 PRポスター完成 受講した高校生が撮影協力
2025/09/10
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塩尻市などが主催する高校生向けの起業家教育プログラム「エヌイチ道場」をPRするポスターが完成した。これまでに受講した、現役高校生をモデルに起用し、頑張る姿を“見える化”した。幅広い年齢層に事業を周知・浸透させる狙いがある。10月に始まる6期生も15日まで募集している。
「そのいつか、今にしない?」を合言葉に、東京都市大学塩尻、松本深志、松本県ケ丘、諏訪清陵の各校に通うエヌイチのOB、OGが登場する写真4種類と、メッセージのみのA1判を作製。「いつかやりたいを今ここで一緒に実現し、自分たちの社会を自分たちで変えていくための後押し」の言葉が入る。
撮影に協力した都市大塩尻高2年・小坂真菜美さん(16)は、昨年仲間2人と学び、小学生向けのさまざまな体験イベントを企画・実施した。小坂さんは「好奇心で参加して形になるとやって良かったと思う。探究の視野も広がった」と話していた。
若者のやりたいことを形にして、地域での事業化を目指す同事業は令和2年度に始まり、昨年度の5期までに計57人が受講した。運営を担う大門八番町のスナバのスタッフや先輩起業家が伴走支援している。スナバ担当者の岩井美咲さん(34)は「自分が大事にする軸ができる。輝く高校生の姿を見てほしい」と語る。ポスターを印刷し掲示協力する協賛団体も募っている。問い合わせはスナバ(電話0263・52・0735)へ。