南宮「悠久の山里」に案内板 地元里山整備利用推進協 日義中生徒がアイデア
2025/09/09
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木曽町日義・宮の越にある南宮神社横に広がる森「悠久の山里」の案内板が境内入り口に立てられ、7日に除幕式が開かれた。デザイナー・山下勝彦さん(50)=木曽町三岳=が、日義中学校生徒の案も取り入れて制作した案内板がお披露目された。
上空からの視点で描いた鳥瞰図で、幅2メートル、縦90センチ。トチの一枚板を使っており、木々は彫刻で立体的に表現し、延長約600メートルの遊歩道の経路を示した。
日義中1年生は、小学校6年生の頃から授業で森を散策し、樹齢を重ねた木々の名前を考案。「大木さん」「くるくる変形の木」「クジラのヒノキ」などのユニークな名前が、案内板に記された。
案内板は、地元自治会などでつくる宮の越地域里山整備利用推進協議会が作った。巾恒美会長(79)は「地域の皆さんに山里のことを知ってもらうとともに、森林・自然環境教育の機会にもつながれば」と話していた。
日義中1年生の岩井直登さん(12)は「自分たちがアイデアを出した案内板がずっと残っていくと思うとうれしい」と笑顔を見せた。
