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2025年

王滝村のおんたけ休暇村で植樹祭 名古屋市民ら作業に汗

2025/09/07
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 王滝村の御嶽山麓にある名古屋市公営の宿泊型自然体験施設「おんたけ休暇村」で6日、名古屋市民による恒例の植樹祭が開かれた。水源の森の木を、深く根を張り災害に強い広葉樹へと転換することを目的に、名古屋葵ライオンズクラブ(LC)などが主催し、20年以上にわたり続いている。
 クラブメンバーや公募で集まった市民約100人が、水源の森への感謝を込めて苗木を植えた。
 植樹祭は平成17(2005)年に始まり、新型コロナウイルス禍の中断を挟みながら今年で19回目。累計の植樹本数は約2300本に上る。「おんたけ市民の森(葵の森)」と名付けられた一帯に、オオモミジ、イタヤカエデ、コハウチワカエデを植えた。
 名古屋市北区の谷村李音さん(9)は、植えた苗木のそばに「カエデ 大きく育ってね」と記した名札を立て、「成長したらまた見に来たい」と笑顔を見せた。
 作業後には、地元の五平餅や野菜たっぷりの豚汁が振る舞われ、参加者は地域の味を楽しみながら交流を深めた。

「水源の森を守りたい」という思いを込め、丁寧に苗木を植える参加者