子供の未来願い清掃奉仕 塩尻広丘・ひかりテラス保育園 職員が月1回 施設周辺で
2025/09/06
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塩尻市広丘高出のひかりテラス保育園の職員たちは、施設周辺でごみ拾い活動を続けている。子供たちや地域のためにいつもきれいな環境にしたいとの思いで始めて5年目になる。園児の散歩道になっている市営野球場の駐車場周辺には、たばこの吸い殻がほぼ毎回落ちていて、子供が誤って手や口にしないためにポイ捨てが減ることを願っている。
クリーンデーと銘打ち、毎月1回行っている。3日は職員4人が午後1時半に、ごみ袋やトングを持って保育園を出発した。野球場の駐車場や、桜の木が植えられている球場外周の土手、市道の歩道などを歩いて見て回った。たばこの吸い殻や、ジュースやビール、コーヒーの空き缶、紙くず、お茶のペットボトル、割れた瓶を拾って集めた。
令和2年に開園した。園児を温かく見守り、活動を善意で支援する高出地区や地元住民への感謝の気持ちも込めて、奉仕で清掃をしている。運営する合同会社グラベラ代表社員で、元園長で看護師の有賀由紀子さん(43)は「ごみがなくてきれいなのが普通で、ごみがあれば拾うのが当たり前ということを子供たちに知ってほしい」と言い、子供たちの未来や地球環境の保全のために活動を続けるとしている。