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2025年

松本の松茸山荘にマツタケ初入荷 酷暑の中、昨年と同時期

2025/09/04
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 松本市内で、秋の味覚の一つ・マツタケが採れ始めた。同市穴沢(四賀地区)の温泉宿泊施設・松茸山荘に2日、市内産の約1キロが初入荷した。盆以降も続く暑さで生育状況が心配されたが、豊作だった昨年と同時期に入荷が始まり、関係者は胸をなで下ろしている。

今年初入荷となった松本市内産のマツタケ
今年初入荷となった松本市内産のマツタケ

 松茸山荘によると、まだ出始めだが軸が太く質の高いマツタケが見られ、香りも強く「上々の滑り出し」となった。暑さが続くものの、8月下旬に複数回あった夕立で生育が進んだとみられる。例年だと9月下旬から10月中旬が入荷のピークとなるが、今年は後ろにずれ込む可能性が高いという。
 豊作だった昨年は、松本地域で採れた500キロを超えるマツタケを入荷した。今年もマツタケをふんだんに使った料理を提供する日帰りや宿泊のプランを計画通り13日に始める予定だ。松茸山荘の運営会社・四賀むらづくりの常田兼弘社長(69)は「豊作だった昨年の状況によく似ている。今年も期待したい」とし、今後の適度な降雨を願っていた。