中山の遊歩道整備 着々 大桑村 長野地区の里山 一部完成 10月末完了へ
2025/09/04
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大桑村が整備事業を行う長野地区の独立した里山・中山で、歩道の設置が進んでいる。住民が立ち入りやすくし、山の様子を見て今後の活用を考えてもらうことにつなげる目的で、現在は全2工区のうち1工区が完了した。10月末をめどに設置を終える予定だ。
歩道は元からあった獣道を活用し、3地点を結ぶ計1キロ余りを工事する。完了した第1工区は、村役場などがある北東の「八幡神社」と、大桑駅などがある南西の「平和公園」を結ぶ約500メートルの区間。道を約1・5メートル幅に拡幅などし、階段も設置した。日差しや安全確保のため、道の周囲は間伐。昨年末から今春にかけて工事した。
整備中の第2工区は、第1工区の道中から南東につながる約560メートル。工事完了後、住民と歩道を散策し中山の活用を探る場をつくる考えだ。村産業振興課は「住民に身近な山で、木育を含む利活用も期待できる。歩道整備を進め、一緒に今後を考えることにつなげたい」と話している。
