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2025年

ブドウ販売 早くも本格化 塩尻市内の観光農園 暑さと好天 成熟進む

2025/09/03
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例年よりも1週間ほど早く収穫の適期を迎えたブドウ(かどや農園)
売り場に並んだブドウ(藤村園)


 塩尻市内の観光農園でブドウの販売が早くも本格化している。暑さと好天が続いていることで実の熟し方は例年より1週間から10日ほど早い。少雨の夏となったため病害虫の発生も少なく、品質の面でも申し分ない出来となっている。
 かどや農園(塩尻市宗賀)は1日に今季の営業を開始した。農薬を使わずに栽培したブドウを販売している。ナイヤガラの成熟は例年より10日ほど早い。市観光果実直売組合は加盟園で買い物すると塩尻の特産品が当たる「信州塩尻ぶどうまつり」を展開しており、組合長を務める、かどや農園の島徹さんは「各園のブドウとも甘みがとても乗ってきているので、足を運んでほしい」と話す。
 藤村園(同)でもナガノパープルやシャインマスカットなど大粒の品種が店頭に並ぶ。例年販売のピークは敬老の日の3連休だが早まる可能性があるという。園主の藤村英次さんは「品種がそろいよいスタートが切れた。このまま晴天が続いてほしい」と願う。
 JA松本ハイランドが運営する新鮮市場ききょう(同市広丘郷原)などの農産物直売所でもナガノパープルの荷受けが始まっており、シャインマスカットなどの出荷もこれから本格化する。