FDA機 3年かけて撮影 塩尻広丘の藤森克憲さん 初の写真集
2025/08/30
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塩尻市広丘高出の藤森克憲さん(87)が、初めての写真集『紺碧の空に―FDAに魅せられて』を出版した。県営松本空港で定期便を運航するフジドリームエアラインズ(FDA)の全16機の写真を網羅する特集を組んだ。ほかにも、同空港を離発着するさまざまな航空機の写真を載せた。
離陸と発着のシーンや、やまびこドームを入れて前景と右斜め前から機体全体を収めた写真を、全16機体それぞれで載せた。定点撮影としてアングルをそろえ、カラフルな機体を映えさせる積雪時に撮った。退役した4号機には、特にページを割いた。
撮影完了までに3年余りをかけた。望む機体が飛来する時に、風向きなどで期待する方向に離着陸しないことなどの事情で、何度も空港に足を運んだ。藤森さんは「何十回も空振りした」と苦笑する。
ほかに、四季折々の周囲の風景を写し込んだFDA機の発着、チャーター便やヘリコプターなどの写真も載せた。初の写真集に航空機の写真を集めた理由を、藤森さんは「ちょっと変わったものにしたかった」と説明する。
写真は60年ほど前に始め、平成に入る頃から一眼レフでの撮影を始めた。花鳥風月や人物、地域の行事など多彩な被写体を作品にしてきた。長年にわたって所属し、仲間と共に撮影技術を磨いた塩尻写友会を今年、退会した。「時間が過ぎても形として残るのが写真の魅力。あの時はこうだったと思い起こせる」と話している。
『紺碧の空に』は100部を印刷した。問い合わせは藤森さん(電話090・1544・1695)へ。