小学６年生がオケ演奏に感激　ＯＭＦ子どものための音楽会がスタート

　松本市で開催中の国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル（ＯＭＦ）で、県内の小学６年生を招待して開く「子どものための音楽会」が２６日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで始まった。国内外の若手演奏家による小澤征爾音楽塾オーケストラが、ベートーベンの交響曲第５番「運命」を演奏。オーケストラの生の音に初めて触れる子供たちも多く、聞き入っている。
　オーケストラの楽器について、それぞれの楽器の奏者ごと、アニメ映画の主題歌などを弾きながら紹介した後、演奏を披露した。カール・セントクレアさんの指揮の下、有名な冒頭から力強い演奏で子供たちを引き付けた。波田小６年の深澤貴弥さん（１１）は「オーケストラのコンサートは初めてだったけれど、迫力があった。また聴いてみたい」と話していた。
　県内３カ所で開催。キッセイ文化ホールでは２６日と２９日に開き、７３校、約３７００人が鑑賞する。