松本・花時計公園に大型テント 今秋1カ月間 にぎわう街の恒常化狙う
2025/08/27
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松本市や松本商工会議所、松本商店街連盟、若手事業者などでつくり、3月の解散まで中心街のにぎわい創出に取り組んだ「商都松本にぎわい発信プロジェクト」の中心メンバーが、閉店した松本パルコ前の花時計公園(中央1)を核としたにぎわい創出に取り組み始めている。今秋の約1カ月間、花時計公園に大型テントを仮設し、全天候型のイベントを実施する計画を進めている。
若手事業者や市、商議所のメンバー8人が6月から会議を開き、松本パルコや井上本店の閉店後の中心街活性化について考えてきた。プロジェクト実行委員長だった、メンバーの小口拓也さん(38)=五幸常務=は「街中には屋内で何かできる場所が少ない。花時計公園をイベントスペースとして位置付け、テントを設置することでいつ来ても何か催しをやっている街にできたらと考えた」と話す。
10月10日~11月17日、公園の中央付近に縦10メートル、横20メートルのテントを張る。マルシェやフリーマーケット、発表の場などを想定し、使用する団体や個人を募っていく。メンバーでつくる「まちなか未来Talk(トーク)」が主体となり、平日にキッチンカーの出店を募る計画もある。市は補助金200万円を出して応援していく予定だ。
テント設置期間終了後は、利用者の意見を聞き、テント常設化などを検討していく。期間中の花時計公園の利用申請は通常と同じで、市のホームページで簡単に申し込める。小口さんは「イベントや商売をやってみたい人はぜひチャレンジして」と呼び掛けている。
