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2025年

車の発進 5秒かけて時速20キロ アクセル操作で脱炭素 官民連携で実証事業

2025/08/27
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アクセルトレーニングの有効性検証のため取り組む塩尻市の車両

 塩尻市で、官民連携による、脱炭素社会実現に向けた取り組み「アクセルトレーニング」の地域実証事業が行われている。車の発進時に時速20キロに到達するまで5秒かける―というアクセル操作を習慣化して、安全運転と脱炭素効果を目指す内容で、市と市が声掛けをした桔梗ケ原病院、松本山雅が参加している。
 事業は公用車や社用車に計測機器を取り付け、アクセル操作を点数評価するアプリで確認できる。共通目標を定めて市や民間企業が今月18日から10月17日まで、習慣化の目安となる2カ月間取り組む。3者が5台ずつに機器を装着した。東京海上日動火災保険や、アプリ開発会社・A.R.M.S(アームズ、東京都)が協力している。
 官民連携の同事業は県内では初めて。市企画政策部ゼロカーボン・GX推進プロジェクトの二木義文係長(39)は「誰もができる取り組み。この小さな取り組みを周知浸透することで、事故のない地域になれば」としている。