吹奏楽パレードＯＭＦ彩る　松本中心街で１７００人軽快に

　松本市で開催中の国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル（ＯＭＦ）を盛り上げる恒例の吹奏楽パレードが２４日、中心市街地で行われた。強い日差しが照りつける中、地元の小中学生を中心に３９団体約１７００人が元気に演奏し、楽都の夏を軽快な音楽で彩った。
　ブルーのおそろいのポロシャツに白い帽子を身に着けた参加者は、伊勢町から松本城まで約１キロをパレード。ディズニー映画などなじみの曲を演奏する団体が多く、沿道の保護者や観客は手拍子しながら楽しんだ。開智小金管バンドは西城秀樹の「ヤングマン」を演奏し、合間に「ワーイ」「エーム」と大きな声と手ぶりで「ＹＭＣＡ」を表現し、楽しませた。
　毎年パレードを見物に来るという同市神林の上條美穂子さん（４６）は「暑い中、一生懸命演奏していて胸を打たれた」と話した。ドラムメジャー（指揮）として参加した梓川小６年生の宮下七彩さん（１１）は「演奏を合わせるのは難しかったけれど、楽しかった」と充実した笑顔を見せた。