懐かしの風情 屋台村盛況 松本・上土商店街 飲食や昔遊び楽しむ
2025/08/25
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松本市大手4の上土ふれあいホールで24日、屋台や昔ながらの遊びで大正・昭和時代の風情を楽しむ「あげつち屋台村2025」が開かれた。地元の商店街組合や町会などが初めて開催した。飲食ブースや、松本大学(松本市新村)の学生による、昔ながらの遊びを楽しむコーナーが設けられ、親子連れなど多くの人が訪れた。
地元・上土町の飲食店3店舗が出店し、肉料理やビールなどを提供した。松本大学の学生はスーパーボールすくいや、手作りの「割り箸鉄砲」による射的などのコーナーを用意し、子供たちが夢中になって楽しんだ。ビンゴ大会やスイカ割りなどの催しがあったほか、近くの上土シネマミュージアムでアニメ映画「ど根性ガエル」の無料上映会もあり、通り中でにぎわった。
上土商店街振興組合の三村晃副理事長が、同時期に上土でのイベント開催を模索していた近くの飲食店主・下澤徹さん(41)と、松本大学総合経営学部4年の月岡晟さん(22)を取り次ぎ、初開催にこぎ着けた。下澤さんは「多くの人に上土を知ってもらい、盛り上げたい」と話し、月岡さんは「イベントをきっかけに、街に若い力を呼び込みたい」と願った。
三村副理事長は「街を挙げた活性化のきっかけとなるといい」と話していた。
