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2025年

ケチャップ作り最盛期 山形村のエポック館

2025/08/23
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トマトやスパイスを煮て鮮やかなケチャップを作る参加者たち

 山形村の山形農村情報センター(エポック館)内にある加工室で、夏が旬の加工用トマトを使ったケチャップ作りが最盛期を迎えている。8月中は連日、主に村内の人たちが自家用に手作りし、施設は香ばしい香りに包まれている。22日には村観光協会が主催する人気講座のトマトケチャップ作り講習会が開かれ、松本地域の16人が手作りの魅力に触れながら楽しんだ。
 講座は村農産加工指導員の手ほどきで地場産のトマト約60キロを加工。湯むきしたトマトを機械でつぶし、大鍋で煮詰めていった。ニンニクやタマネギといった香味野菜のペースト、スパイスや酢などを合わせてさらに煮詰め、木べらでかき混ぜながら水分や酸味を飛ばしていった。最後は手際よく瓶詰めにし、各家庭に持ち帰った。 昼食にはケチャップをソースに生かしたパスタを味わい、手作りの味が好評だった。
 松本市への帰省に合わせ、母親の雅世さんと初参加した安尾果鈴さん(23)=福島県立医科大学5年=は「普段は市販のものを使っていたので、こんなふうに手作りできるんだと分かって楽しかった。手間暇掛けたぶん特別に感じるし、ケチャップがもっと好きになりそう」と喜んでいた。

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