サマーフェストで乾杯！　松本・花時計公園で始まる

　国内外のビールや料理を楽しむ野外イベント「松本サマーフェスト２０２５」（実行委員会主催）が２１日、松本市中央１の花時計公園で始まった。国内外のビールや料理など、２７の多彩な飲食ブースが軒を連ね、残暑が続く中、初日から多くの客でにぎわった。９月１日まで。
　開場時間の午後５時を過ぎると、仕事帰りの客が次々に訪れ、約８００の席を埋めていった。片手にビール、片手にウインナーなどの料理を持ち、席に着くと笑顔で乾杯をしていた。松本市深志１から親子５人で訪れた医師の森下美緒さん（４０）は「屋外で世界のビールを味わえるのが非日常的で楽しい」と魅力を語った。６月の「信州ワインサミット」をきっかけに岐阜県関市から訪れたという浅野知子さん（６２）は「ビールと地元のおいしいものを両方楽しめるのが魅力。会場の雰囲気を楽しみたい」と話していた。
　平成１９（２００７）年に「オクトーバーフェスト」として始まり、２１年から花時計公園に会場を移して今年で１７回目の開催となった。会場に隣接する松本パルコの閉店後、初の開催となったが、副実行委員長の本木須弥留さん（４１）は「松本を元気にするのが一番の目的。少しでも多くの人に集ってもらい、街を盛り上げたい」と話していた。
　平日は午後５時から、土・日曜日は午前１１時からで、いずれも午後９時まで。開催期間中は毎日会場でステージパフォーマンスがある。詳細は公式ホームページで確認できる。