麻績・複合福祉施設の完成間近　障害者就労などの機能移転

　麻績村が上町で昨年１１月から建設工事を進めてきた複合福祉施設がほぼ完成し、姿を見せ始めた。村は近く棚や机などを運び込み、老朽化した授産施設「村福祉企業センター」と障害者就労・居場所施設「山ぼうし作業場」から機能を移して、来月下旬の稼働を目指す。

　敷地が約２０００平方メートルで、施設は鉄骨平屋（約４５０平方メートル）。専用駐車場も備える。内部には各利用者らの活動スペースのほか、事務室やトイレ、食堂などの共用スペースを備える。建設費は３億３６０万円。
　今後、複合福祉施設に隣接する山ぼうし作業場の解体工事に取りかかる。村福祉企業センターについては後利用を検討している。村住民課は「工事は順調に進んだ。利用者が新施設で安全・安心に活動してもらえれば」としている。