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2025年

信州の四季を写真で表現 松本フォトアカデミーが作品展

2025/08/21
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 県内の写真愛好者でつくる松本フォトアカデミー(上條正昭会長)の第29回作品展「麗しの大地2025―信州心の故郷―」が20日、松本市美術館で始まった。風景や自然に目を向け県内各地で撮影した写真で信州の四季を表現。展示会に併せて写真集を作ってきており、温暖化による気候変動が進む中、身近な環境の変化を捉えた記録にもなっている。
 会員9人と講師の写真家・小口和利さん=松本市里山辺=の約20点が会場に並んだ。作品を通じて信州の春夏秋冬が感じられるように構成した。朝日を浴びるレンゲツツジと雲海、北アルプスの山並みを捉えた1枚は美ケ原高原で撮影した。
 これまでの写真集を会場で閲覧できる。小口さんは「写真集にまとめて将来の人たちに時代の記録を残すことを活動の目標にした」と説明。アカデミーでは、会員それぞれの技術向上を図りながら、かけがえのない信州の自然や地球環境を守っていきたいという願いを写真に込めて取り組んできた。
 今回の展示について上條会長は「早朝や夜明け、日没に撮影した写真が並び労作が多い。会員が年齢を重ね作風が練られてきており、そのあたりも見てもらえれば」と話していた。
 展示は24日まで。午前9時~午後5時。入場無料。

信州の四季の魅力を伝える写真展

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