大阪万博で信州PR 27~31日 県がブース出展 映像・音で自然を疑似体験
2025/08/21
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県は27日から31日まで、「大阪・関西万博」会場のイベント施設・EXPOメッセ「WASSE」内に、長野県のPRブースを出展する。「五感で感じる信州まるごと体験」をテーマに、360度の壁面と床面に信州の雄大な自然風景などの映像を投影し、香りや音なども組み合わせた「イマーシブ(没入)空間」を演出する。来館者に信州の自然を疑似体験してもらう。
PRブースのサブテーマは「真夏の大阪で信州・長野県の涼しさ・さわやかさを体感」で、猛暑が続く大阪の一角に、“信州の高原”をつくり出す。四季折々の自然風景をメインに、松本城など歴史を感じさせる映像、信州の食文化の映像などを投影する。専用の装置で森林内などの香りも漂わせ、BGMには小鳥のさえずりや川のせせらぎなどを流す。セイコーエプソンの機材・技術協力で、没入空間がつくり出される。
隣接する「芝生広場」には、県内の天然雪で作った「雪だるま」を展示する。信州産の日本酒・ワイン、ジュースの試飲コーナーも設け、魅力的な味や発酵文化も紹介する。
27日は午前9時半からオープニングセレモニーがあり、阿部守一知事や俳優で県の永久観光大使を務める峰竜太さんらがテープカットをして祝う。
担当の県観光誘客課は「万博会場で多くの方に信州の魅力を体感していただき、次は実際に足を運んでいただけるよう盛り上げたい」としている。