サンつがる出荷始まる 安曇野・JAあづみ選果所で作業
2025/08/18
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リンゴ産地の安曇野で17日、わせ種・サンつがるの出荷が始まった。安曇野市三郷温のJAあづみ中央果実選果所では選果機にかけて箱詰めされた後、東京や名古屋、大阪などに出荷された。甘味と酸味のバランスが取れた、夏らしいさっぱりとした味わいに仕上がっているという。
サンつがるはわせの主力品種で、今年は昨年より若干少なめの14万5690ケース(1ケース10キロ)の出荷が9月上旬まで見込まれる。初日は1400ケースを出荷した。選果所では、11人の女性選果員が慣れた手つきで傷の有無を確認してから、選果機に一つ一つ乗せた。選果機ではセンサーやカメラが果実の大きさや糖度、色付きを自動判定し、三つの等級に分けて箱詰めされた。
今年は猛暑の影響で農家は着色管理に苦労したという。同JAりんご部会の佐原茂部会長は「自分で食べてみて『これいいよ』と笑顔になる味。一人でも多くの人に安曇野の自然の中で育ったリンゴを食べてほしい」と願いを込めていた。