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2025年

送り盆 先祖の霊に感謝 松本・神林で「お舟流し」

2025/08/17
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 「送り盆」の16日、中信地方では各家庭で故人や祖先の霊を送る墓参りが行われ、各地で送り盆行事も営まれた。松本市神林の川東町会では、麦わらで作った小舟を水路へ流す伝統行事「お舟流し」が行われ、水面にゆらぐ灯籠のともしびとともに先祖の霊を送った。
 地域の子供たちが地元のお年寄りの手ほどきで作った長さ70センチ~1メートル、幅約30センチほどの小舟で、周囲が薄暗くなる頃に次々と水路に浮かべられた。集まった住民たちはゆっくり進む小舟を静かに見守っていた。
 菅野小学校4年生の岡田朔來君(10)は船尾に手持ち花火を付けた小舟を流し「みんなで見送るのは楽しい」とほほ笑んだ。古畑英俊町会長(69)は「子供たちには先祖への感謝の気持ちを伝えていってほしい」と願っていた。

灯籠を載せた小舟を水路に流す川東町会の住民たち
灯籠を載せた小舟を水路に流す川東町会の住民たち

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