0000日(木)
2025年

開田高原で交流キャンプ 地元中学生・都会の大学生 郷土料理をテーマに

2025/08/17
後で読む

 木曽町開田高原で、町内の中学生が、首都圏の大学生や社会人と交流しながら郷土について考える企画「サマーキャンプ」(開田高原コミュニティスクール運営協議会主催)が開かれている。中学生7人が参加し、昨年度まで町内で開かれた学習支援講座に協力してきた慶応大学の学生・OBらとともに、「郷土料理のアップデート」をテーマに調理やワークショップに取り組んでいる。

 初日の15日は、そばを厚く幅広に切り、汁の中で煮込む地元の食べ方「きしめん」に挑戦。協議会の竹脇恵美会長に教わり、開田産のソバ粉でそば打ちをした。中学生は大学生らと協力して生地をこねたり麺を切ったりし、調理後は「おいしい」などと言いながら笑顔で味わった。
 開田中3年生の髙宮心菜さん(14)は「普段大学生と関わる機会はないので、いろいろな話を聞けてうれしい」と話していた。
 慶大4年生の金久保友菜さん(22)は、大学1年生の頃から町内の学習支援講座に関わり「木曽の地で暮らす豊かさを感じていた」という。「地元の子供たちにも交流を通じて、自分たちはすてきな場所に住んでいるんだ―ということを分かってもらえれば」と語った。
 サマーキャンプは17日まで。開田出身の高校生や、早稲田大の学生らも参加している。

そば打ちをする参加者

おでかけ

一覧を見る