塩尻で投資詐欺 計2億円だまし取られる
2025/08/16
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塩尻署は15日、塩尻市内の70代男性が、SNS(交流サイト)で知り合った女を名乗る相手などから架空の投資話を持ちかけられ、現金1000万円と、金塊1万1080グラム(購入金額約1億9277万円)の計2億円余をだまし取られたと発表した。被害額は県内で発生したSNS型投資・ロマンス詐欺の中で過去最高となる。
同署によると、男性は5月上旬、女を名乗る相手から「私のおじは有名な経済学者」「おじの指導で国際金市場を学び、良い成果を上げた」などのメッセージを受け取り、教えられた架空の投資関連会社を通じてネットバンキングで計1000万円を振り込んだ。
少しして資産が増えていたことから投資話を信じ、6月から7月にかけて東京都内で指示された男に投資用として金塊を手渡した。その後、資産を現金化したいと投資関連会社に相談すると、さらに資産が必要だと言われて不審に思い、詐欺に気が付いた。
同署は被害防止のため「もうけ話はうのみにしない」「SNSやネットでの投資話は詐欺を疑う」といった基本的な心掛けを呼び掛けている。