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2025年

二十歳の節目 成長誓う お盆休みに各地で式典・催し

2025/08/15
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 お盆休みに合わせ、20歳の節目を祝う式典が14日、山形村と南木曽町で開かれた。参加者は久しぶりの再会を喜び合った。
 山形村では、ミラ・フード館で本年度に20歳を迎える若者を対象にした「はたちの集い」が開かれた。対象者90人のうち59人が式典に出席し、旧友や小中学校の恩師との再会を喜び合いながら人生の節目を祝った。
 百瀬繁寿村長は式辞で「急速なデジタル化など社会は大きな転換点を迎えている。新たな時代の波をしなやかに受け止め、自らの可能性を大いに開いて」と一人一人が力強く人生を歩むことを期待した。出席者代表で松本看護大学2年の籠田渉さん(20)=小坂=が「支えてくれた家族や仲間、地域の方々への感謝の気持ちを持つことで不安や困難も乗り越えていけると思う。将来への希望を持ち続け、それぞれが自分の目標に向かって一層努力していく」と誓いの言葉を述べた。式典後は近況報告やレクリエーションのビンゴゲームで盛り上がった。
 東筑摩郡5村のうち山形、筑北、麻績の3村でお盆に合わせた二十歳を祝う集いが行われ、筑北、麻績では15日に開かれる。
 南木曽町では、南木曽中学校で20歳の節目に合わせた写真撮影イベントが開かれた。同日に開かれた「二十歳を祝う会」に合わせた今年ならではの企画で、平成16(2004)年4月2日~17年4月1日生まれの32人が、思い出の校舎で写真を撮った。
 写真家の長屋詠一郎さん(31)=木曽町新開=を招き、正面玄関前や教室、廊下などで撮影した。教室では、参加者が中学生時代のように机に向かい、当時の気持ちに戻って笑顔で写真に収まった。
 町職員の三石達万さん(21)=吾妻=は「この校舎には卒業してから一度も入ったことがなかった。節目の年にここで同級生と写真を撮れるのは感慨深い」と話していた。
 イベントは町と町教育委員会が企画した。撮影した写真は後日、参加者にデータで提供される。

小中学校の恩師と記念写真に納まる出席者たち(山形村)
校舎前で記念撮影する参加者(南木曽町)

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